性暴力とは望まない、合意していない性的な行為すべてのことです。
「性暴力」と、警察で扱う「性犯罪」とは必ずしも同じとは限りません。現在の日本の法律で性犯罪として扱われるものは、性暴力被害のごく一部です。
・性暴力被害は、さまざまなタイプのものがあります。
・性暴力被害の当事者は大人も子どもも、性別にかかわらず存在します。
強制の方法として、
暴力や「殺すぞ」などという脅迫によって行われるもの
権力や影響力など、立場を利用して行われるもの
お酒を飲ませたり、麻酔をしたりして意識を失わせたり、抵抗できない状態でなされ
るもの などがあり、
性的行為の内容では
性器の性器への挿入・性交行為、口や肛門への性器や指、物などの挿入行為
性器や体を触る、脱がせる行為
触ったり、覗いたり、性器を見せたり、いたずら電話やからかい、オンラインストーカー
性的な画像を見せる、裸や性行為の写真や動画などを同意なく撮る、ネットなどで拡散する、商品として販売する
などの行為もあります
誰から?
様々な関係の相手からの加害・被害があります。
見知らぬ人から 知っている人から 友人の友人
家族(親きょうだい)、親戚、配偶者、恋人から被害を受ける
誰に? 何人で?
大人が子どもに
子どもどうし
大人どうし
男性が女性に
男性が男性に
女性が女性に
相手が性的マイノリティである(ではないかと思う)ことを理由に
1対1で
複数の人から集団で
何回?
一度きりの行為 から、何度も繰り返し被害にあうこともあり、
長期にわたる支配・性的服従もあります。
このうち、夫婦や恋人などからの性暴力被害はDVであり、性的DVは性暴力でもあります。
*性犯罪に関する刑法などが、改正され、また「性的姿態撮影等処罰法」が新設されました。(2023年7月13日施行)
これまで「強制性交等」「強制わいせつ」の罪だったものが、「同意しな」かったかどうかをベースに判断されることになりました。
また、盗撮や同意していない性的な画像を特定・少数の者に送ったりすることも犯罪となります。
法務省のページ 改正法等の概要、Q&A
もっと詳しい内容は「法律や政策リスト」のページへ