全国女性シェルターネットについて
「全国女性シェルターネット」は、DVサポートシェルター等を運営する、民間支援団体の全国ネットワーク組織です。1998年に設立され、2005年に法人格を取得しました。現在、加盟65団体が国内外のネットワークをつないでいます。
法人の定款にあるとおり、――さまざまな形態の「女性に対する暴力」の被害女性と子どもを支援する、全国各地の「駆け込みシェルター」相互の連携協力によって、「すべての女性に対する暴力」の根絶をめざす活動に寄与することを目的―― として、活動を推進してきました。
1998年の設立以降、毎年「全国シェルターシンポジウム」を開催し、当事者・シェルタースタッフ、DVセンター・警察・福祉事務所などの行政関係者、医療関係者、司法関係者、ジェンダー研究者、支援企業関係者等、支援の第一線で働く参加者を集め、女性に対する暴力根絶施策の課題について、幅広い論議を重ねてきました。
2001年に制定された「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」は、全国シェルターシンポジウムでつながった草の根女性運動を基盤に誕生したものです。その後の第五次にわたる法改正作業についても、当事者・支援者のネットワークによる運動が大きな貢献を果たしました。
事業内容
- 全国シェルターシンポジウム
- 政策提言・社会への実情の発信
- 声明・要望書・政策提言(困難女性支援法、家族法法制審議会パブコメ、刑法改正市民プロジェクト要望書など)
- 社会への情報発信
- 加盟団体を通じた被害者支援
- 地方公共団体・国などのDV・性暴力相談事業の受託、相談員派遣
- DV・性暴力 相談支援員養成
- エンパワメント・スクール
- 支援に必要な情報の収集・研修教材開発