自分自身を守るには?

わたしのDV体験

私は40才女性です。

夫とは9年間の結婚生活でした。9歳の息子がいます。
 夫は、結婚当初からお酒を飲むと突然怒り出し、私を握りこぶしで殴ったり、物を蹴飛ばして脅したりしていました。息子の見ている前でも構わずでした。お酒を飲まないと殴ったり、蹴ったりすることはなかったので、お酒を飲んでいるときだけ我慢すればよいと思っていました。

 でも、いつ怒り出すか分からず、生活することが怖く、びくびくしていると眠れなかったり、私が息子に八つ当たりをしていることが多くなりました。もし夫と離れても、ずっと専業主婦だった私が息子と二人で生活することができるのかとても不安でした。

 ある時、夫が息子に「誰のおかげで生きていけると思ってるんだ」と怒鳴って、息子が小さく丸まって体を守り、泣いているところを見て、「殺されてしまう」と思いました。これをきっかけにいろいろな人から助けてもらい、家を出ました。

 今は、家を出て、新しい場所で息子と二人で生活しています。保護命令の手続きをしたり、家を出て仕事を探して、住所の手続きなど色々ありました。でも今は、就職もして、息子も学校に通っています。何とか二人で慎ましく、でもくつろぐことができる生活を送れていると思います。

 夫婦の暴力は自分だけ我慢すればよいと思っていました。でも暴力まみれの家の中では、息子も一緒に巻き込まれてしまいました。苦しいことを言葉にすることもできず、一生残る心の傷をつけてしまいました。

 子どもが殺されてしまう、と思う状況になる前に、どうか相談できるところに行ってください。

私が大学生のときに、

同じ学校の彼氏と付き合っていた時のことです。

 彼に告白されて、私も好きな人だったので付き合うことにしました。でも、付き合ってすぐに浮気をされてしまい、ショックだったのですが、私のことが大事と言い、彼は関係を迫ってきました。浮気は許せないですが、嫌われたくないと思い、その時受け入れてしまいました。それから彼は、時間があると関係を迫り、断ると「別れる」と言われ続けました。

 その後、「少し考える時間がほしい」と伝えると、彼は大学の授業が終わる時間に何度も電話をかけてきたり、アパートに帰ると玄関に彼の車が止まっていて、でも彼がどこにも見当たらないこともよくあり、だんだん不安になってきました。大学では彼は私のことを「自分がいないと何もできないから自分が色々してあげたい」と言って歩き、友達と約束しようとしても、遠慮されて断られるようになり、友達と過ごす時間がなくなっていきました。

 学校に行くことが怖くなり、授業にも出れず家で過ごしていた時に、友達から連絡があり、初めて自分と彼の話をしてみました。最初は「大事にされてる」と言われましたが、友達が話をずっと聞いてくれ、私と彼の関係がおかしいことを分かってくれました。そして一緒に学校の保健の先生に相談することができました。

 友達や先生に手伝ってもらい、一時期民間のシェルターに避難したこともありました。今では、大学も卒業し、仕事をしながらDVについての勉強をしています。

 今の私があるのは、話をきいてくれた友達がいたこと、学校の先生が支援する人に結び付けてくれたことがあったからだと思います。自分と同じように彼氏からの束縛(暴力)で辛い思いをしている人がいたら、私はまず話を聞いてあげたいです。

私は、外国から夢にまで見た日本に仕事をしにきました。

でも、働いていたところは、オーナーに逆らうことが許されず、何でも言うとおりにしなくてはいけなくて、逆らうと給料を減らされたり、「国へ帰すぞ」と脅されたりしました。自分の国を出てきた時と、話が違うのです。人から見えないところをたたかれたり、けられたりしたこともあります。「体を売れ」と強制されました。でも、日本に来てすぐに借金をさせられて、その職場から逃げると、オーナーの仲間であるやくざに捕まえられ、リンチされるのではないかと思いました。仕事場の仲間も私と同じような境遇で、奴隷のように扱われました。

 同じように苦しむ人を助けてくれるところがあると聞き、私は仕事場のトイレの窓から逃げ出しました。日本語が分からず、街の人に「police、police」とだけ伝えて、警察に連れて行ってもらい、民間のシェルターに避難しました。

 私は、日本に来て、人間としての扱いを受けられませんでした。私は、あの時、モノとしか見られなかったのです。

 避難できたあとは、うつ病になったり、自分の体を刃物で傷つけたり、怖くて叫んだりしたこともあります。10年たった今も、時々あります。

 でも、避難できるところがあって本当によかったです。10年前と今も外国籍女性の暴力は変わらないです。全国に私と同じように苦しんでいる人がいると思います。

 私の夫は夫婦であれば、

性的なことは夫婦で何をしてもいいと考える人でした。朝出勤前にいやらしい動作を要求されたり、いやらしい下着を着るように言い、性的なこと毎日強要してきました。拒むと夫の顔は鬼のような顔に変わります。お面が変わるような感じです。恐ろしくて、自分の意見は怖くて言えませんでした。

 子どもが生まれるてからも、構わず子どもの前でアダルトビデオを見ている夫でした。5歳の長女が大きくなると、やさしく語りかけながら見せるような人でした。

 殴ったり、蹴ったりしていないし、夫婦のことは人に相談しにくいし、そんなこと、絶対できないと思っていました。

 でも、いくら夫婦でも片方が望めば何をしてもいいというわけではありません。私は夫の道具にされている気分でした。まして、子どもにも同じ気分を味わわせるなんてできません。

 このような相談にのってくれる人がいると分かった時は不安でしたが、専門の相談員さんに相談してみて、安心しました。おかしいと感じたことを、誰かに言えて、分かってもらえたということが嬉しかったです。